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イトラコナゾールの効果と副作用

イトラコナゾールは真菌を殺菌する効果のある抗真菌薬で、真菌が原因の病気の治療に用いられています。
白癬菌という真菌が感染することで発症する水虫の治療薬でもあります。
水虫というと足にできるものというイメージがありますが、原因となる白癬菌は爪や頭部など体のあちこちに感染します。
また、イトラコナゾールは真菌の一種であるカンジダ菌による感染症の治療にも用いられています。
カンジダ菌は常在菌なので健康な人の皮膚にも存在していますが、何らかの原因で異常増殖してしまい膣カンジダなどを発症することがあります。

それからイトラコナゾールは、呼吸器真菌症や消化器真菌症などにも効果があるとされています。
真菌感染が疑われる場合の発熱性好中球減少症にも副効用があります。

イトラコナゾールを服用しても重篤な副作用が現れることは滅多にありませんが、まれに肝障害が起きることもあるようです。
重症化することはほとんどないので心配はありませんが、長期間服用する際などには定期健診などで肝機能検査を受けることが勧められます。
心臓や腎臓が悪い人が経口服用する場合には、うっ血性心不全の恐れがあるので注意が必要です。
手足にむくみが生じたり、息苦しさを感じるなどの症状が現れたら医療機関を受診して診察を受ける必要があります。

イトラコナゾールは相互作用を起こしやすい薬なので、薬の飲み合わせには注意しなければなりません。
併用禁忌とされているものもあります。
そのため他の薬を服用している場合などには、医師や薬剤師にきちんと報告することが重要になります。

妊娠中にもお腹の子どもに影響を与える恐れがあるのでイトラコナゾールは使用できないことになっています。
今は妊娠していなくても、赤ちゃんを希望しているような場合にはイトラコナゾールの服用を避ける必要があるかもしれません。
医師とよく話し合って、薬を服用するのかや治療期間などを決めることが重要になります。

イトラコナゾールは子どもに使ってもいいの?!

イトラコナゾールは、そもそも大人に効果を与えるように開発された薬剤です。
子どもに対しての使用は、どうしても使わざるを得ない場合のみに限られます。

子どもに対しての併用禁忌薬、つまりイトラコナゾールと飲み合わせの悪い薬としては以下の薬があります。

  • テルフェナジン
  • アステミゾール
  • トリアゾラム
  • シサプリド
  • エリスロマイシン
  • リファンピシンなど

子どもにイトラコナゾールを使用する際の副作用としては、過敏症・消化器障害・腎障害・造血器障害・精神神経症状などがあります。

イトラコナゾールは幅広い細菌に効く抗生物質であり、副作用が起きる可能性は他の薬剤と比べて低いです。
ただし、イトラコナゾールは肝臓に関わる薬剤と同時に使うと相互作用を起こしてしまうおそれがあります。
特に高齢者はどうしても複数の病気にかかる場合が多いので薬剤も複数使用することが多く、それが問題になりがちです。

幸いにも子どもは、高齢者のように薬の複数使用の機会が少ないため、危険が少ないケースが多いと言えます。
しかし、複数の薬剤を使用している子供にイトラコナゾールを使う場合には注意が必要です。

実際にイトラコナゾールを日本国内の子どもに使用した実例の中には、白癬菌などの真菌感染症に効果があったとの報告があります。
また、アスペルギルス症や黒色真菌感染症などにも副効用があるようです。

イトラコナゾールを子供に使う場合は、医師に相談して大丈夫かどうかの判断を委ねる必要があるでしょう。
何もアドバイスを受けずに使用するのはとても危険です。

また、お腹に赤ちゃんがいる女性にはイトラコナゾールを使ってはいけません。
胎児が奇形になってしまうおそれがあります。